ロンドンアンドノースイースタン鉄道(LNER)の自由旅行情報
ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(London and North Eastern Railway、LNER)は、1923年にイギリスで設立された鉄道会社であり、英国四大鉄道会社(ビッグ・フォー)の一つである。LNERは、グレート・ノーザン鉄道(GNR)、ノース・イースタン鉄道(NER)、グレート・セントラル鉄道(GCR)などを統合して誕生し、ロンドンのキングス・クロス駅を起点に、スコットランドのエディンバラやアバディーンまでの路線を運行した。
LNERは、数々の名列車を運行したことで知られ、特に「フライング・スコッツマン」や「マラード」は有名である。1938年に「マラード」は時速126マイル(約203km)を記録し、蒸気機関車としての世界最高速度を樹立した。この記録は現在も破られていない。
1948年、LNERは国有化され、英国鉄道(British Railways)の一部となった。その後、1990年代の民営化を経て、2018年には政府直轄の「ロンドン・ノース・イースタン鉄道(新LNER)」として再出発し、現在もロンドンとスコットランド間の幹線輸送を担っている。
Azuma(アズマ)は、イギリスのロンドン・ノース・イースタン鉄道(LNER)が運行する最新型の高速列車で、2019年に導入された。日本の新幹線技術を応用して日立製作所が製造し、Class 800およびClass 801として分類される。Azumaは「東」を意味する日本語から名付けられ、ロンドン・キングス・クロス駅とスコットランド間を結ぶ。この列車は電気・バイモード(電気+ディーゼル)の2種類があり、最高時速は125マイル(約200km)。軽量化と高効率な運行により、環境負荷を低減しつつ快適性を向上させた。
ロンドン・ノース・イースタン鉄道(LNER)は、イギリスの主要鉄道運営会社として、近年さまざまな取り組みを行っています。2024年12月には、新たな時刻表を導入し、より高速で多頻度なサービスを開始しました。これにより、ロンドンからエディンバラへの所要時間が約20分短縮され、総所要時間は約4時間強となり、航空便との競争力が高まりました。さらに、LNERは10編成の新しいトライモード列車の導入を決定し、CAF社(スペイン)が製造を担当、ポーターブルック社が資金提供を行います。
ロンドンアンドノースイースタン鉄道の路線

ユーレイルパス・ブリットレイルパスの適用
ユーレイルグローバルパス・ブリットレイルパスはロンドンアンドノースイースタン鉄道の全線で適用になる。アズマを始めとして、中・長距離高速列車は、原則予約必須である。鉄道パス保持者は、駅で鉄道パスを提示すれば原則無料で予約できる。