イタリアの鉄道網は、国土の隅々まで網羅する広大なネットワークを形成しており、主要都市間を結ぶ高速鉄道から、地方都市や観光地を巡るローカル線まで、多様な路線が張り巡らされています。
イタリアの鉄道会社は、国営の Trenitalia(トレニタリア)が中心的な役割を担っています。トレニタリアは、高速鉄道 Frecciarossa(フレッチアロッサ)、Frecciargento(フレッチアアルジェント)、Frecciabianca(フレッチアビアンカ)などを運行し、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィアなどの主要都市を高速で結んでいます。また、地方都市や観光地を結ぶローカル線も運行しており、イタリア各地を効率的に旅することができます。
トレニタリア以外にも、私鉄の Italo(イタロ)が高速鉄道を運行しています。イタロは、トレニタリアよりも新しい会社で、高速鉄道の運行に特化しており、快適な車内空間と充実したサービスを提供しています。
イタリアの鉄道網は、観光客だけでなく、地元住民にとっても重要な交通手段となっています。鉄道を利用することで、時間と費用を節約しながら、イタリアの美しい景色や文化を満喫することができます。






イタリアの鉄道・自由旅行情報
イタリアの鉄道会社
トレニタリア Trenitalia

トレニタリア(Trenitalia)は、イタリア国鉄(FS)の資産と業務を引き継ぐイタリア最大の鉄道会社で、国内の長距離・短距離列車を運行しています。高速列車「フレッチャロッサ」などを展開し、主要都市間を快適かつ迅速に結びます。観光やビジネスで広く利用されています。
イタロ Italo

イタロ(Italo)は、イタリア初の民間高速鉄道会社で、NTV(Nuovo Trasporto Viaggiatori)によって運営されています。高速列車を使ってローマ、ミラノ、ナポリなど主要都市を結び、快適なサービスと競争力のある価格で人気を集めています。スタイリッシュな車両も特徴です。
イタリアの鉄道パス
ユーレイルパス
イタリアで通用するユーレイルパスは、33か国の鉄道が乗り放題のユーレイルグローバルパスとユーレイルグループが発行する国別パスのユーレイルイタリアパスです。
ユーレイルパスの適用範囲
▽クリックして詳細をチェック▽
イタリアの鉄道の中で、ユーレイルパスで乗車できるのは、トレニタリアが運行する高速列車レ・フレッチェとインテルシティ(IC)、国内夜行列車のインターシティーノッテ、快速列車(レジョナーレヴェローチェ)と普通列車(レジョナーレ)およびトレニタリアと北ミラノ鉄道の合弁会社、トレノルドとトレニタリア-TPERの運行するTiloのイタリア国内部分と普通列車(regionale)である。トレノルドの運行であってもミラノからマルペンサ空港へ行くマルペンサエキスプレスは使えません。また、1等のユーレイルパス所有者は、ローマ空港とテルミニ駅を乗り換えなしで結ぶレオナルドエキスプレスが利用できます。バスでは、トレニタリア運行のフィレッチャリンクと、オーストリア鉄道(エーべーべー)運行のシティーリンクバスのイタリア国内部分が乗れます。
よく使われるが乗れない列車としては、先のマルペンサエキスプレスの他に、私鉄の格安高速列車イタロや世界遺産のアルベロベッロに行くときに使うスドエスト鉄道、ナポリからポンペイの遺跡に行くときに使うヴェスヴィオ周遊鉄道などがあります。スイスへ向かうECやオーストリアに向かうレイルジェット、フランスに向かうTGVは、グローバルパスなら乗車できますが、ユーレイルイタリアパスでは、国内部分も乗車できません。
■ 国内列車
国内 列車 | ユーレイルイタリアパス | ユーレイルグローバルパス | 予約 |
トレノルド、TPER、トレニタリア 地域列車 | √ | √ | いいえ |
インターシティ (IC) | √ | √ | 必須 |
インターシティ ノート | √ | √ | 必須 |
フレッチャルジェント | √ | √ | 必須 |
フレッチャロッサ | √ | √ | 必須 |
フレッチャビアンカ | √ | √ | 必須 |
フレッチャリンク¹ | √ | √ | 必須 |
ティロ | √ | √ | いいえ |
レオナルド エクスプレス ² | √ | √ | いいえ |
²ファーストクラスパス保有者のみ有効。
■ 国際列車
国際列車 | ユーレイルイタリアパス | ユーレイルグローバルパス | 予約 |
ユーロシティ (イタリア- スイス) ³ | × | √ | オプション⁴ |
レールジェット | × | √ | オプション⁴ |
TGV ミラノ – パリ | × | √ | 必須 |
ユーロシティ トリエステ – ウィーン | × | √ | オプション⁵ |
(1等の場合、追加料金は 費用 15 ユーロ そして のために 2番目 クラス それ 費用 10 ユーロ)。オーストリアとドイツでは、予約はオプションであり、追加料金は必要ありません。
⁵ イタリア国内は必須ですが、トリエステ そして ヴィラ オピチナ 、イタリア/スロベニア国境を越えて。予約は任意ですが、お勧めします。

除外 | ユーレイルイタリアパス | ユーレイルグローバルパス | 予約 |
トレニタリアフレッチャロッサ ミラノ – パリ | × | × | × |
ミラノ発着のトレノルド列車 マルペンサ 空港 | × | × | × |
FSE (プーリア 地域) | × | × | × |
ユーレイルパスのパスホルダー座席指定
1等のユーレイルイタリアパス、グローバルパス保持者は、ビジネスプレミアムクラス、プレミアクラス、スタンダードクラスのいずれにも乗車できます。2等パスホルダーは、プレ三ミアムクラスかスタンダードクラスに乗車できます。国内のフレッチャロッサ、フレッチャビアンカ、フレッチャアルジェント、インテルシティ(ICP・IC)インテルシティーノッテ(ICN)、およびすべての国際列車は全席指定になりますので、ユーレイルパスを持っていても座席指定券が必要となります。エグゼクティブクラスはユーレイルパスでは乗車できません。フィレッチャリンクはバスですが、トレニタリアの運行なのでユーレイルパスで乗れます。やはり予約は必須です。座席指定は現地の駅ですれば最安値ですが、直前では、ほとんど取れません。弊社では、実費に加えて1区間目1,100円、2区間目以降550円の僅かな手数料でお引き受けします。
トレニタリアパス
イタリア国外に居住する外国人向けに特別に用意された旅行体験、トレニタリア パスをぜひご利用ください。料金は 139 ユーロからで、イタリアへの旅行が可能です。
ニーズに 合わせて、 Easy と Comfort のオプション から最適なパスをお選びください 。3、4、7、10 の 乗車回数 と、大人、 シニア 、 ユースの乗客カテゴリーを選択します。Frecce 、 Frecce + Freccialink、Intercity、Intercity Night、Eurocity Italy -Switzerlandの列車 (イタリア国内路線) を利用できます。
パスを使用するには、購入日から 11 か月以内に最初の旅行を予約する必要があります 。購入するパスの種類に応じて、7 日間で 3 回、7 日間で 4 回、15 日間で 7 回、または 30 日間で 10 回旅行できます。日数は最初の予約から連続しています。
乗り継ぎ列車での旅行の場合、各予約はパスの 1 回の旅行とみなされます。