区間乗車券&鉄道パス比較見積もり
ヨーロッパの鉄道も最近では、航空券のLCC同様同様格安鉄道会社(イタリアのイタロやスペインのウイゴー、オーストリアのウエストバーンなど)がたくさんできて、乗車区間や時間帯、予約時期により、鉄道パスより安上がりな場合が多々あります。格安乗車券は予定の変更に制約がある場合があり、旅行者が区間や時間を自由に変更できるユーレイルパスと一概に比較することはできませんが、区間が限られた旅行では、パスを購入するまでもない場合も多々あります。下記にいくつか例を挙げますが、あくまで、格安の区間乗車券(ダイナミックプライスで料金が刻々と変わる)は、払い戻しや変更手続きが面倒で、短期の旅行に向いていて、旅程の変更が一切ないことを前提としています。また、鉄道旅行の快適性は飛行機やバスと比較になりませんが、価格だけで考えると他の交通機関との組み合わせも比較検討の対象になってきます。パスを持っていても予約が必須の、イタリア、スペイン、フランスの旅行、乗車券の価格が安い東欧の旅行では、乗車券の方がお値打ちになる場合が多く、長距離移動を伴う2~3か国以上の周遊旅行やドイツやスイスの旅行ではパスの方がお得になる場合が多いです。弊社では、区間乗車券もパスホルダー座席指定券も現地鉄道会社の実費にわずかな手数料(1区間目1,100円、2区間目以降550円)で行います。比較見積もりやプランニングもおまかせください。旅行から帰ってくるまで日本語でサポートが受けられますので安心です。
ユーレイルパスと乗車券を比較してみる
フランスの場合
■ パリ⇒リヨン⇒ニース⇒パリ⇒レンヌ(モンサンミシェル)⇒パリ(日帰り) 2等
●区間乗車券の場合 46+71+57+36+36=246ユーロ すべてセミフレックス(7日前まで変更・払い戻し可能、それ以降は出発日まで、手数料19ユーロで払い戻し変更可能。ただし、違う価格の乗車券に変更する場合は差額が必要。)パリ/ストラスブール/リヨン/トゥールーズ/ボルドー/パリの1等大人1人場合
●ユーレイルフランスパス(2等大人)と座席指定券 196+10+10+10+10+10=246
と同じ料金になりました。ただし、TGVが10ユーロのパスホルダー料金で取れた場合で、この場合、シニアやユース割引があるのでパスの方が安くなります。大人料金で、パスホルダー席が20ユーロのイージーアクセス席しかない場合、区間乗車券の方が安くなります。
イタリアの場合
■ ローマ⇒ベニス⇒ミラノ⇒フィレンツェ⇒ローマ 2等
●区間乗車券(イタロ変更・払戻可)49.9+24.9+39.9+25.9=140.6
●ユーレイルイタリアパス+座席指定券 2等大人 196+13+13+13+13=248
イタリアの場合は、断然区間乗車券の方がお値打ちになります。
周遊旅行で比較
■ パリ⇒ロンドン⇒ブリュッセル⇒フランクフルト⇒チューリッヒ⇒パリ 1等
●区間乗車券(ユーロスターを除き払戻・変更不可) 109+157+66.49+72.9+160.87=566.26
●ユーレイルグローバルパス 1等大人 400+39+38++38=515
周遊旅行の場合は、ほとんどの場合でユーレイルグローバルパスがお得になります。ユースやシニアで断然お得なり、払い戻しや変更の場合の手間や手数料も安く済みます。