●旅行会社のサポートは必要か
自由旅行のよさの一つは、旅行会社の利益や都合によって自分の本当にしたい旅行計画が変更させられないことで、自力でサービス機関と直接折衝することにより安くて希望どうりの旅行が実現していくことにあった。しかし、時間と金が自由になる人は別として、現実的には、ホテルや現地発着ツアー、レンタカーや鉄道パスなど、「旅のパーツ」を効率よく自分の旅行計画に組み入れることができれば、そのほうが、快適で効率よい旅行を実現することができる。すべての宿や観光を予約してしまっては、旅の予想外の展開からくるドラマチックな自由旅行のメリットのいくつかは失われるし、添乗員なしの自由旅行で、着実に行程どおり旅行できるとはかぎらない。お金があるなら、主要な場所の予約をしていったほうが、時間や労力の節約と快適さや語学力の不足を補うことができる。しかし、しろうとが直接予約するのは、語学力や現地サービス機関の商慣習などの知識が必要だし、予定の変更によるサービス機関とのトラブルも多い。インターネットやクレジットカードを利用しての予約も可能であるが、初心者がアドバイザーもなく安宿を予約して旅行計画を立てることは、予想外のことが頻発する自由旅行においては、トラブルの種を増やしているような側面もある。
まあ、そういった理由から、管理人は金銭的に余裕があるなら、語学と旅行のノウハウに自信のない初心者は、自由旅行をサポートする旅行会社のお世話になった方が得策であると考えます。かつては、格安航空券を買う会社があなたの自由旅行を総合的にサポートする会社であったが、旅行会社の利益とは反して、最近は「旅のパーツ」を単品で販売する自由旅行サポート会社も多いし、予約の手間や価格も競合で、リーズナブルになっているので、先輩自由旅行者や信頼できる（旅行者の身になって考えてくれる利益本位でない）旅行会社のアドバイスがある人以外は、自由旅行サポート会社のシステムである程度の旅のパーツをそろえて、旅に出たい。
そんな方のために、いくつかの有名で実績ある自由旅行サポート会社を紹介します。
ガイドブックでおなじみの地球の歩き方のサイトです。自由旅行専門の旅行会社はスタッフも自由旅行者である会社が多く、学生時代に自由旅行を経験して、中毒になりプロになった人も多い。地球の歩き方にもそんなスタッフが多く、旅行者の身になって商品を開発しておりその意味で信頼できる。卒業旅行で、学生の自由旅行を取り扱ってきた経験から、初心者にも適切なアドバイスができる 体制をとっている。出版事業やワーキングホリデイ、留学と連携して自由旅行の文化そのものをスタッフのなりわいとする数少ない総合自由旅行サポート会社の一つである。 採算のあわない部門や地域と営利部門や地域を会わせてワンセットにして運営することにより網羅的総合自由旅行サポート事業を実現している。もともとは、就職前の学生を対象に国際感覚を陶冶するポリシーで「ＤＳＴダイヤモンドスチューデントツアー」というブランド名の研修事業として始められたが、リピーターの利用も多くなり、今では、社会人リピーターや引退後のマスター旅行の利用者も多く、総合自由旅行サポート事業に発展した。いちおしのおすすめ旅行会社。
生協のある大学ではおなじみの自由旅行サポート組織？各単組は民主的経営と消費者（組合員）本位の事業が法律で定められており、その意味で信頼できるが、民間との競合もあり、実質そうなっているかどかは不明です。組合員でないと利用できないことと、取扱商品の中身は、ほとんど民間の会社の商品そのものかオリジナルでもその中身に差はなく、価格もほとんど変わらない し、生協の職員が自由旅行のベテランという訳でもないだろうから自由旅行に関しては生協を利用することの意味はすくないと思う。国際学生証（ヨーロッパでは役に立つ）を発行してくれるので、所身近なところに大学生協のある大学生にはおすすめ。
大阪にある旅行会社。小さいが自由旅行の草分け的旅行会社の一つで、特に印度・中国旅行に関しては、管理人も大変お世話になりました。学生の薄利の自由旅行でも、親身になって相談に乗ってくれ、ほんとうに良心的でした。名前にぴったりの旅行者の友といえる旅行会社で、インドに行く人に強くおすすめします。 地球の歩き方が出るまでは、みんな、ここのスタッフが書いたガイドブックを持ってインドを歩いてました。
格安航空券最大手。１９８０年の創業は自由旅行では後発組で、自らも自由旅行者であった創業者澤田秀雄さんの秀の字をとって、当時は秀インターナショナルと呼ばれていた。無駄な （初心者には必要と思われる）サービスを省いた価格の安さと迅速なサービスで、自由旅行者の圧倒的支持を集めげ急成長をとげた。今では、格安パッケージツアーの販売が主業務で、売上やネットワークでＪＴＢに迫る総合海外旅行会社となった。国内２３２店舗（１３代理店含）海外６０都市７０拠点（２００６年１２月）の自社ネットワークは他の追随を許さず自由旅行者にとってもありがたい存在。自由旅行に精通したスタッフも多い。しかし、ホームページの会社案内を読むと、今では、自由旅行のメリットを追求した商品開発 のみを行っている訳でもなく、海外リゾートホテルチェーンの展開など利益本位の新自由主義的会社経営が行われていて、方向性に共感はできない。ではあるが、低価格であることが、旅行者と会社の共通した利益となって、自由旅行やパッケージツアーがみんな手軽に参加できるよう な価格になった功績（１社のみの功績ではないが）は大きく、 業界では、創業者のカリスマ的サクセスストーリーとしてファンも多い。また、海外店舗網を生かした現地オプショナルツアーの豊富さはさすがで、初日の空港ホテル間の送迎も含めて商品の利用は安くておすすめできます。
「WEBが旅を変える」をキャッチフレーズとした新しいタイプのWEB専門自由旅行サポート会社です。格安航空券からホテル・現地発着観光まで、WEB上で手配可能です。現地観光は種類も豊富で、 ガイドなし、英語ガイドのお値打ちツアーから日本語ガイドツアーまでそろっている。WEB専門の自由旅行サポート旅行会社としは、素材が豊富なので推奨できます。
言わずと知れた日本最大の旅行会社JTBです。総合旅行会社としてのノウハウと信頼性は高いが、業務渡航以外の自由旅行の取扱を始めたのは後発的で、 量販できない地域はほとんど取り扱っておらず、自由旅行に関しては、旅行者本位の自由旅行総合サポート会社とは言い難いと思う。品質とブランドにこだわる人にはおすすめです。 ルックはパッケージツアーですがコースの一部に自由滞在型の自由旅行があります。
管理人の自営する旅行会社。旅行事業を通じて社会進歩の促進に微力ながら貢献するこだわりとポリシーを持っています。旅行文化の健全な発展に努力する事業を通じ、平和で民主的で公正・公平な世界の実現 という人類の悲願達成の大きな目標に微力な現実的貢献をしたいと思っています。ただし、実質的に専従職員1人で奮闘してますので大規模な会社ほどのことはできません し、スケールメリットのある商品では大手ほどの低価格は困難な場合もあります。現在、ガリバートラベルやアップルワールド、アマゾンなど 地上手配会社やホテルレップ、書籍流通大手との提携やこのサイト「海外自由旅行.jp」の作成により、旅行者本位のWEB自由旅行サポートシステムを構築しようと奮闘中です。 このサイトの趣旨からして、得におすすめという訳ではありませんが、役得で紹介しています。先のポリシーの方向性の先進性には自信と確信があり、この面での情報は絶えず旅行者に発信していきたいと思います。その方面での学習やボランティア活動も重ねてますので、今後に期待してください。
このほかにも自由旅行サポート会社は、大、中、小、零細たくさんありますが、それぞれ得意地域や商品をあつかいながら厳しい競合をしています。管理人の知識ではとても紹介しきれませんので、各自の人間関係や努力により、あなたに最適の会社を探してください。初めての海外旅行の場合、旅行会社選びでは、カウンターでの対人説明で、何回足を運んでもいやがらずに、親身になって相談に乗ってくれる旅行会社が多少高くても良心的旅行会社です。管理人も最初はそういう旅行会社でお世話になりました。大手総合旅行会社の場合、現地の事情を全く知らず、機械的に商品を売っている旅行会社のカウンターの人も多いので、小さくても、あなたの訪問する旅行先に精通したスタッフが対応してくれる旅行会社を選びましょう。 たとえば「インド専門３０年」とか、「アフリカ旅行ならおまかせ、４０年の実績」などの看板をかかげている旅行会社は、小さくてもその意味で信用でき、その地域に旅行するならまず話を聞きに訪問してみたい旅行会社です。
このサイトでは、国別ページで、随時そんな老舗自由旅行サポート旅行会社も紹介していきたいと思います。
